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城主は部屋に閉じ篭っていた。

家政婦すら寄せ付けず、
ひたすらに時が過ぎるのをただただ待っていた。

それというのも、
己の意思とは裏腹に膨らんでしまった胸、
鏡を見れば妙に可愛らしい今の姿ゆえであった。

得意な変身で姿を変えようとも試みたが、
「むっしゅるーむ」の力は強力なようで、何度やっても成功しない。

一体何時になったら元の姿に戻るのかも分からない。
このままでは名前まで改名しなければならぬ事態になるのでは、
などと不安を募らせる。


然し何時戻るかも分からぬ故、
此の侭他人との交流を避けるわけにもいくまい。

其処で城主は手紙を書き、
それを黒猫のブラッディーに届けさせることにした。

最初は面倒だと断られたが、
城主が余りに哀れなので「慈愛溢れる超乙女な」彼女は了承したようだ。

彼女が疲れる、との理由で一日に二,三通しか届けないという。
然し文句を言える立場でもあるまい。
彼女に全てを任せることにした。

郵便受けに手紙が入っているかもしれぬ。
時折確認してやって欲しい。





「ただいまミスター!
じゃなくてミス?ミセス?
・・・ミズ?!」

黒猫は部屋のドアを開けると同時に五月蝿く騒いだ。

女体化した城主を馬鹿にする黒猫だが、
手紙を届けて貰っているという負い目もあるので
強くは反論出来ない。
代わりに精一杯の鋭い目つきで彼女を睨みつけてみせた。


すると黒猫の頬はみるみる赤く染まり、尻尾を尖らせた。

「かっ・・・かわいいいい!!!!
いいよ!すっごくいいよその表情★
ハイハーイ、もうちょいこっちに目線頂戴よカボ子!」

もう何をしてもコイツを喜ばせるだけだ、
そう悟った城主はソファに突っ伏した。

「ごめんごめんって。
あっホラ、うちにもまたお手紙届いてたよ!」
落ち込んでしまった城主を見て、やりすぎたと感じたようだ。
黒猫は何枚かの手紙を咥えて近づいてきた。

早速送り主を確認してみると久方ぶりに見る友人の名前。
胸を躍らせつつ封を開けると、その瞬間に一枚の絵がはらり、と床に落ちた。













「!!!!!!??????」


戦慄。





それはあまりにナイスバディで、
無駄に可愛らしい女性の絵。



「・・・・・俺なのか!?」






黒猫は腹を抱えて笑っているが、
もうそんな大声も耳に入らない。



城主は、静かに・・・・




泣いた。








「可愛い絵ありがとね!」
「ちょw」




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アシュリの母からの言付けを届けにきた(頭を下げる。
シン
こちらこそよろしくお願いする(頭を下げ。
いや、恋人の会話に入る不粋な真似はしたくないので気にしないでいい(微笑。

下記がアシュリの母からの言伝だ。

あぁ(´・ω・`)
アシュリがパンプキンヘッドを抱き締めて居たから嫉妬しただけだ、怒っては…おらんよ(´ーωー`)
スネテは居るが(*∪ω∪(uεu*)ピト
まあ怒っていたら威嚇ではないから安心するが良いと伝えよ(*∪ω∪(uεu*)ピト

以上が言付けだ。
アシュリの母宛のをそのままお伝えしたので、文章や顔文字はご理解の程お願いする(頭を深く下げ。

これで少しでも安心して頂けたら幸いだとアシュリ母が言っていた。

アシュリが貴殿からの手紙をとても喜んでいたよ。
ではこれにて失礼する(頭を下げる。
2008/07/09(Wed)07:17:09 編集
やあやあ
南瓜 URL
今晩は。
折角ご足労戴いたのに応対出来ずに申し訳ない!

ああ、良かった・・!
そうですな、矢張り一人娘というのは可愛いものですからね。
お父上様のお気持ち、俺にはよく分かりますぞ!ええ!

ほ、
ほどほどに致しますのでご安心をと、
どうか・・!(錯乱気味
2008/07/10(Thu)18:35:52 編集
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